社内いじめ及び男女差別の判例集

見える職場いじめ

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見える職場いじめの加害者は、感染力が非常に強いのが特徴です

職場いじめは、加害者の攻撃があらかさまに目に見えて行われる。これまでは、攻撃がツッコミやジョークとして偽装されていましたが、もう偽装されません。

この段階の職場いじめの例として下記のようなものがあります。

・昼食や飲み会などからの仲間はずし。

・ひどいあだ名が付けられる。

・頭や体をたたいたりする肉体的攻撃。

・露骨に嘲弄される。

・仕事に必要な情報や道具が与えられない。
・・・・・・・・・等など。

加害者がこのような露骨な攻撃ができる理由は、自分に同調してくれる加害者グループが背後に控えているからです。この加害者グループが、加害者の逃げ道になっているのです。

加害者は、加害者グループに紛れて、数の力で圧倒しつつグループの1人として攻撃し、もしも手ごわい反撃に遭えばグループの中に逃げこんで「私だけがしていることではない」と言い訳をすれば済むのです。

したがって、加害者にとっては、逃げ道である加害者グループが集合していて、そのときに被害者が加害者グループの前に出てきた形のときが攻撃における必勝パターンとなります。

それは例えば、被害者が職場の人々の前で何かを発表するときです。加害者はときどき加害者グループの者と目を合わせながら、被害者の意見をことごとくつぶすことができます。

又、昼食のときなどもそうでしょう。加害者グループは被害者を仲間はずしにして昼食をとりつつ、離れたところで昼食を取っている被害者に対して聞こえよがしに悪口をいうことなんて簡単にしてきます。

こういう状況になると、よほどのことがない限り被害者からの反撃はありえないので、加害者にとって最も恐いのは、加害者グループに入っていない職場の人々の動向です。

この人たちから職場いじめとして非難されることに危険を感じます。そこで、加害者は被害者を職場全体に迷惑をかけている「敵」「嫌な奴」「困った奴」に仕立て上げるように努力します。こうすれば、自分たちの攻撃が正当化できるからです。

ここでよく使われるのが、「被害者についての事実無根の悪い噂」です。この悪い噂が職場に流布されるのです。この悪い噂を真に受けて、職場の人々の一部が加害者グループを支持するようになります。

ここまで職場いじめが進展してくると、被害者は心身にかなりのダメージを受けている状態になっています。「やる気が起きない」「よく眠れない」「いつもつらい」といったうつ状態が続き、ひいては、うつ病に移行する人も少なくありません。

頭痛、腹痛、ジンマシンなど体に病気が出てくることもあります。対人恐怖症など心に傷が残る場合もあります。

被害者から職場を見ると、職場の人々の誰が加害者グループで、誰が中立の人なのか分かりません。職場の人全員が自分に対する職場いじめに加担しているように思えます。

そして、職場全体から裏切られたという悲しみと不信感を持ちます。そのような状態ですから、職場の人々に対して、ツンツンしたりトゲトゲしたりした態度を取りがちです。

職場の人々はこのような被害者の態度を見て、「やっぱりあの悪い噂は本当に違いない」と思います。そして、ますます加害者グループへの支持層が広がるのです。

それを感じた被害者は、なおさら職場全体に対する不信感を募らせて態度を硬化させていきます。つまり、悪循環が出来上がるのです。

加害者グループの支持層が一定以上広がると、職場の人々の中でも「被害者の真実の姿に関係なく、長いものには巻かれろ」とか「自分が攻撃の標的になったら恐い」というような考えの人たちも加害者グループ支持に回るようになります。

以上のような展開を見てほくそえんでいるのが加害者です。加害者の思うつぼだからです。

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