パワハラ上司は臆面もなく弱いものいじめを行うものです。
自分の気分次第で襲ってくるので、周りはいつもびくびくしてなければなりません。
職場はピリピリムード、張り詰めた空気のオフィスには「和気あいあい」なんて言葉はみじんもありません。ただ一人、パワハラ上司だけが自分勝手にふるまっています。
「パワハラ」と一言で言っても、その内容は様々です。
部下をほったらかしにして仕事を与えないのもパワハラですし、過重なノルマを課して苦しめるのもパワハラ。
相手の人格を傷つけるような暴言を繰り返すタイプもいれば、肉体的な暴力行為を働くタイプもいます。
つまり、パワハラをする人は3つの種類に分けることができるということ。いずれも、相手の能力発揮を妨げ、雇用不安を与えることに変わりはないのですが…。
目次
あなたの上司はの3つのうちパワハラ何型?
①1つ目は「自己中心型」
このタイプの上司は、俺様オーラ全開!
要は「俺は王様だ」と思い込んでいるタイプ。
まさにジャイアンがのび太をいじめているようなものです。
パワハラ上司は周りが絶対に自分に逆らってくることがないのを確信して、暴言を吐きます。
恐怖で周囲を従わせ、一人満足しているのです。パワハラ上司は何も考えていないようで、意外とよく周囲を観察しています。
周りの誰かが自分に反抗心を持っていないか、背いてくる奴はいないかを注視してちょっとでもその傾向が見られたら、徹底的に叩き潰そうと警戒心を抱いています。
何より恐れているのは、部下たちが一斉に反乱を起こすことです。
そんなことになれば、ひとたまりもないことをよく知っています。
だから、連帯感を図れないように上手にいろいろな手段で分断を図ろうともします。
もし部下の一人が玉砕覚悟で反抗してこようものなら、見せしめのように徹底的につぶすでしょう。
反抗する気が起きないほどの恐怖心をあおり、自分の身を守ります。
相手を怒鳴ったり、暴力を振るったり、無理な仕事を押し付けたり…。
一緒に働くほうは溜まったもんじゃありません。
この種類は、新入社員や中途採用者、誰構わず自分の権力を異常に誇示する人間です。
パワハラ型バカ上司への悩みが一番多いのではないでしょうか。
会社や組織の規範や慣習、また職権という権力を利用しておこなう強制や嫌がらせをしてきます。
自己中心型のパワハラの事例
- 「公開叱責(多数の面前での叱責)、人格否定」
- 「感情を丸出しにするモンスター上司、給料泥棒呼ばわりする」
- 「退職勧奨や解雇の脅し」
- 「無視の命令」
- 「困難な仕事を与えて低評価にする、過剰なノルマ」
- 「ことあるごとに罵声に怒号」
- 「飲めないお酒を無理矢理強要」
- 「権力片手にやりたい放題!」
パワーハラスメントでタチが悪いのは、加害者本人に自覚がないことが多いことです。
パワハラバカ上司は、そもそも部下の言うことなど聞く必要がないと思い込んでいるタイプ。
過去に成功した自分のやり方を元に、部下を「型」にはめないと気が済まない。
このタイプの上司は部下の意見を頭ごなしに否定したり、非難するのが特徴で、救いようがありません。
しかし、正論が通じないのが「バカ上司」。彼らの辞書には「会社のために働く」「コンプライアンス」といった文字はなし。
部下には精神論を押し付け、自分に反論する社員には、権力を振りかざすしか能が無い人種なのです。
残念なことに、正論を言った所で事態は好転する可能性は皆無に等しいです。
自己中心型なパワハラ対策とは?
有効な手段はシカト、徹底的にシカト、毅然とした態度でシカトを決め込み相手にしない。
バカ上司の方が我慢出来なくなり、別室に呼び出し、偉そうに権力を振りかざしも、「お話することは何もありません。では失礼します」で終了です。
そしてまた、シカト、徹底的にシカト、毅然とした態度でシカトを決め込み相手にしない。これは効果があります。
②2つ目は「嫌味・皮肉型」
小姑タイプです。
とにかく、他人の粗を探さずにはいられないのです。
相手の心を傷つけることを言いたがる人がいます。
嫌味や皮肉を言う人たちは心のうちにコンプレックスを抱えており、相手より自分が優位に立っていないと不安でたまらないのです。
自分に劣等感があるからこそ、相手をよりさげすんで自分の気持ちを安定させようとします。心の狭いかわいそうな人たちなのです。
③3つ目は「無責任・優柔不断型」
自分の仕事を、ろくに指導もせずに部下に丸投げする。気づけばフラフラと喫煙室へ…。
一見、パワハラとは無関係そうに見えますが、イザという時に部下に責任を押し付けるこのタイプの上司も、典型的なパワハラ上司です。
このタイプの場合、問題が発生すると部下に責任をなすりつけ、自分は知らん顔する姑息極まりない上司です。
物事を慎重に進めることは悪いことではありません。勢いあまってミスするより確実に事を成し遂げられたら、こなすスピードが遅くても最終的に良い結果が生まれます。
しかし優柔不断となるとワケが違ってきます。迷いに迷って物事を決められない性格の人が職場にいたら、仕事が停滞気味になりかねません。
優柔不断な人は、「よくないこと」を意識しすぎる傾向があります。こういう性格の人は弱気なタイプですから強気なタイプからするとイライラが募ります。
優柔不断なタイプの人は自分の決断を信じることができません。とくに上司という立場であれば、自分が決断したら責任も自分にのしかかってくるので、なおのこと踏ん切りがつかないのです。
会話例の場合、新しい企画を打ち出すにあたって、前例がないだけに、うまく行かなかったときの恐怖が頭をよぎります。責任者としての評価が問われる事態なだけになかなかゴーサインを出せません。
こういう人たちは急かすとたいてい怒りだします。気持ちを安定させたいために決断を避けているのですから、無理に決断させると心を乱して反発します。不安と恐怖に襲われるのです。