経営者サイドに証拠集めが知られてしまうと何らかの防御策を取られてしまう場合もあります。
悪質な会社な場合、残業代請求を行った時に会社側から「本当に残業をしていたのか?」と疑われることがあります。
一生懸命に働いていたにも関わらず残業代ももらえず、挙句の果ては嘘付き呼ばわりをされるなんて、怒り心頭です。
でもそこは冷静に対処をするようにして下さい。会社に文句を言う事ではなく、自分が残業をしていたという事実を立証することが最優先です。
どのように立証すればいいのでしょうか。
実はそんなに難しい事ではなくて、タイムカードの記録さえあればそれで済みます。しかしタイムカードが無い会社もあると思います。そういった場合は、ノートに労働時間の記録を残していくのがベストです。
では、そのノートの記録すらも残っていない場合にはどうすれば良いのでしょうか。他に立証出来るものとしては、出勤・退社時に公共機関を使っている場合にはそのカードの打刻時間であったり、監視カメラの映像記録なんかも立証に使用できます。
電車で定期を利用している場合、定期に乗車記録が残っている事もあります。
しかしどうしても立証できない場合には、一緒に働いていた同僚に証言してもらうのが良いと思います。直接知られないでも、同僚から漏れてしまうケースもあるので、証拠集めは慎重に行うのがコツです。