大阪で起こった教師の体罰に関して
自身も小学校から高校まで多くの体罰を受けた
元ジャイアンツの桑田さんがインタビューに答えています。
以下インタビュー
体罰は必要ないと考えています。
「絶対に仕返しをされない」という上下関係の構図で起きるのが体罰です。
スポーツで最も恥ずべきひきょうな行為です。
殴られるのが嫌で、あるいは指導者や先輩が嫌いになり、野球を辞めた仲間を何人も見ました。
スポーツ界にとって大きな損失です。
暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、最も安易な方法。
でも、野球で三振した子を殴って叱ると、次の打席はどうすると思いますか?
何とかしてバットにボールを当てようと、スイングが縮こまります。
それでは、正しい打撃を覚えられません。
「タイミングが合ってないよ。どうすればいいか、次の打席まで他の選手のプレーを見て勉強してごらん」。
そんなきっかけを与えてやるのが、本当の指導です。
上記の赤部は全てパワハラとの共通点です。
①絶対仕返しされない上司が(部下の場合もあり)
②デキナイ社員に対してイライラし怒鳴る(殴る)
③デキナイ社員は、仕事(上司)が嫌になって辞める(トラブルが発生)
④怒鳴られるとイヤなので、アタリサワリない仕事をする
怒鳴って、デキるようになれば良いのですが・・・
デキナイ社員に怒鳴っても無理です。
要は、デキるように成るには、どうしたらよいのか部下に教える。
その手段を考えるのが上司の仕事です。
目的 ⇒ 野球で良い成績を出す
殴る ⇒ 野球で良い結果が出る???
目的と行動が全く違いますよね。
こんな思考の指導者が、本当に強いチームを作れるのかなと思いました。